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下手の横好き

イタキスに再びどハマりし、タイトル通り小学生の作文以下の文章力で無謀にも二次小説を書いているチャレンジブログです。

桜草 19

「すげー、授業より分かりやすいじゃん!」「でしょー!あたし達だから入江大先生に特別に教えて貰えたのよっ。」じんこと理美は、昨日入江くんに教わったノートを自慢気に見せびらかす。「今日も放課後また教わるのよ。」いいでしょー、持つべきものは賢いダンナを持った親友よね~!などと調子のいい事を言っている。(ダンナじゃなくて同居人だから。)心の中でツッコんでいたら、みんながあたしに視線を注いでいた。な、何?40...

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桜草 18

体育祭も終わり、二学期の期末が迫っている。中間はおばさんが、あたしへの誕生日プレゼントに勉強をみてあげなさいと騒いで入江くんが一学期同様にまたみてくれた。そのお陰で、上の大学への進学を確実のものにする事が出来た。「琴子ちゃーん、お茶にしましょう。」おばさんから声が掛かりリビングに降りて行く。「琴子ちゃん、お勉強してたの?もう、進学は決まったのに?」「お陰様で、そうなんですけど。クラスのみんなは正念...

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桜草 17

あれから部屋に籠って課題と睨めっこしてるけど、全くと言っていいほど進まない。テストの時は調子良かったのに、入江くんの解説が無いとダメなんて情け無い。でも、揶揄われた手前自力で何とかしなきゃ。コンコン。部屋をノックされた。さっきの件もあってつい素っ気ない言い方になる。「何?」「飯出来たから。」入江くんはドアも開けずそれだけ言って行ってしまった。時計に目をやる。集中していて気付かなかったけど、おばさん...

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桜草 16

「おばさん、これ生クリーム塗っていいですか?」「ええ、お願いね。やっぱり良いわね~。昼下がりに娘とケーキ作り。素敵!」生クリームと格闘するあたしをよそに、ウフフと夢心地なおばさん。「ねー、琴子ちゃん。家にお嫁にいらっしゃいよ。あたし、琴子ちゃんがいいの。」「いえ、こればっかりは…。」苦笑いとともに言葉を濁す。「お兄ちゃんは、あたしが何とかするからっ!」おばさん、お言葉ですが力技でどうにかなるお兄ち...

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桜草 15

「まだ、終わらないの?」早くどけとばかりに洗面所を塞ぐ琴子に鏡越しに言う。「今、始まったトコだもん。」口を尖らせて言う琴子の隣に立ち、待っていられないと歯磨きを始めた。鬱陶しい梅雨が明け夏本番になったのはいいが、隣の琴子の格好が目の毒だ。キャミソールに短パン。これでもかと露出していて正直勘弁して欲しい。そんな俺の気持ちなど露知らず、呑気に裾を捲り上げて腹を掻きだし更に白い肌をチラつかせる。琴子は無...

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